俳優・押尾学容疑者（３１）の逮捕を受け、妻で女優の矢田亜希子（３０）の参考人聴取の可能性が高まっている。警視庁は４日、押尾との“愛の巣”だった神奈川県川崎市の自宅を家宅捜索した。また矢田の所属事務所が報道各社に、夫婦は「半年前から別居していた」ことを公表した。事実上夫婦関係が破たんしていたとはいえ、今回の事件によるイメージダウンは計り知れず、ドラマなど決まっている仕事の降板は避けられない状況。矢田が離婚を決断するのは確実とみられる。
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　押尾容疑者の妻・矢田が１歳の長男と住む自宅マンションにも捜査のメスが入った。
　事件のショックで寝込んでいたという矢田も捜索に立ち会ったとみられる。
　およそ５０人の取材陣が待ち受ける矢田の自宅マンションに警視庁捜査員５人が訪れたのは午後４時半。捜索は約５０分で終わり、捜査関係者によると、目立った押収物はなかったという。
　矢田に代わり、所属事務所社長がコメントしたＦＡＸによると、夫婦は半年前から別居状態だったという。「今回の件は、矢田を含め、事務所としましても寝耳に水の状態で、大きなショックを受けると同時に悲しみを覚えている」としており、矢田自身の言葉はなかったが、関係者によると離婚の決意は固まっているとされる。
　矢田は周囲の反対を押し切り０６年１１月に押尾容疑者と結婚。０７年１１月に長男を出産し、今年１月にフジテレビ系連続ドラマで仕事復帰した。結婚直後から押尾容疑者には浮気報道がたびたび報じられたが、逆に周囲の反対の声が矢田をかたくなにさせ、夫婦という形を守ってきたともいえる。
　しかし、今回の事件で離婚は決定的。矢田は現在、幼い息子を守りながら事件の経過を見守っている状態だが、所属事務所は「別居していたとはいえ、妻としての責任も強く感じております」と事実が明らかになった時点で会見を行うことも検討されている。
　今後予定されていたドラマや映画の出演も事件の影響で暗礁に乗り上げた。事務所では「出演依頼が白紙になるということも場合によっては受け入れなければ」。矢田自身も厳しい立場に立たされることになりそうだ。