もう痛さももしかしたら快感かしらと思える程、感覚が麻痺していました。 もしかしたら少しは感じていたのかも知れません。 ただただ、私の中を貫く男のモノの感覚に集中していました。 それは確かに自分の指やおもちゃでは絶対にわからない初めての感覚でした。 私はその感覚に体が反応する事に気がつきました。 次第に彼の動きに合わせて、自分も腰を動かしていました。 「千香、感じてるの? 気持ちいい?」 彼の動きが早まりました。私も自分の中がぐっと熱くなるような感覚がありました。
「うーん。凄いよ。もうだめだよ。もういってもいい?」 私はてっきり彼が最後は外に出すと思っていたので、そういう意味でうなずきました。 彼はさらに強く動くと、「はあー!」と大きく息を吐き、私の上におおいかぶさって私の頭を強く両手で挟みました。 私の胸は彼に潰され、彼の全体重が私にのしかかりました。 私は「あっ」と思いましたが、彼が上に乗っているので逃げる事ができませんでした。 鏡に写った彼の尻がぐっと私の足の間に押しつけられるのが見えました。 私の中で彼のモノがさらに熱くなり、ビクビクっと震えました。 私はもう諦めました。彼の背中に回した手に力を入れ、ぎゅっと抱き締めました。 私が彼のすべてを受け入れた瞬間でした。
しばらく二人でじっとしていましたが、彼がやがて顔を上げて、私にチュッとしました。 そして涙ぐんでいる私の目を見て「ありがとう、良かったよ」といいました。 そんな彼を見て、私は「この人を好きになってもいいかな?」と思いました。 私の中にまだ入っている彼のモノは、少し小さくなったようですが、鈍痛は続いていました。 でも、この男の女になったんだという感慨の方が強くなったのです。
彼はやがて体を起こすと、私から離れました。 彼のモノからは細い液体がつーっと伸びて、私の股間までつながっていました。 それはやや赤みがかっているようです。 私も体を起こすと、自分の股間に起こっている事を目で確認しました。 大事に守って来た私のあそこからは、二人の愛液と彼の精液と、そして私の破瓜の血がまざったものがだらりと流れていました。 シーツには大きなシミができていました。 きっとホテルの掃除のおばさんは、私達の出た後、ここで処女を失った女がいた事を知るのでしょう。 それはめずらしい事ではないのでしょうけど、まさかそれが22の女から流れた事までは想像できないのでしょう。
「本当に初めてだったんだね。うれしいよ。千香の最初の男で。」 じっとシミを見つめている私を見て、彼はそう声をかけてくれました。 私はまた理由もなく涙が出て来ました。 彼はそっと私を抱き寄せると、耳もとでささやきました。 「好きだ。今までで最高だったよ。これからもつきあってくれ。千香。」 私は自然にうなづいていました。
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